産み分けに失敗したくない!確実な方法「着床前診断」とは?

「次は女の子が欲しい」「一人目の産み分けに失敗してしまった」──そんな思いを抱くご夫婦にとって、赤ちゃんの性別をコントロールする「産み分け」は大切なプロセスです。
食事法やタイミング法など、自己流の方法では思い通りにいかず、悩んでいる方も少なくありません。確実な方法を探しているなら、性別の判別精度が99%以上とされる「着床前診断(PGT)」が注目されています。
本記事では、産み分けの基礎知識からよくある失敗例、着床前診断のメリットと注意点までをわかりやすく解説します。
海外検査機関との連携で着床前診断をサポートする「グリーンエイト」のサービスについて詳しく知りたい方は グリーンエイトの着床前診断(PGT)・男女産み分けについて こちらのページをご覧ください。
目次
「産み分け」とは
「産み分け」とは、赤ちゃんの性別を希望に合わせて授かるための工夫や方法のことを指します。医療的に100%保証されるものではありませんが、近年では科学的根拠に基づいた手段も登場しており、確率を高めることは可能です。
特に「一人目が男の子だったので次は女の子を…」といった希望があるご夫婦にとって、産み分けは切実なテーマです。性別の偏りによる家族計画の調整や、遺伝的な要因への配慮から希望されることもあり、多くの方が関心を寄せています。
産み分けの代表的な方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
産み分け方法はどれが最適? 産み分けゼリー ・ パーコール法 ・ 着床前診断 それぞれの確率は?
自力でできる産み分け方法
自宅でできる産み分け方法には、
- 排卵日を予測して性行為のタイミングを調整する
- アルカリ性・酸性の食事をとる
- 産み分けゼリーを通販で購入して使用する
などがあります。
これらは手軽に始められますが、性染色体の選別ができるわけではないため、成功率は50%前後といわれています。確実性を重視したい場合や、一度産み分けに失敗してしまった経験があるご夫婦にとっては、不安の残る選択肢かもしれません。
ゼリーを用いて女の子を授かる方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
病院でできる産み分け方法
病院では、産み分けの確率を高めるために医師の管理下で、
- 医師監修によるタイミング法
- パーコール法(精液を洗浄・濃縮して調整し体外受精を行う処置)
- 男の子の出産率を高めるサプリメント「リンカル」の処方
などを行うことがあります。
これらは自力の方法よりも確率は上がるものの、成功率は60〜70%程度が一般的です。また、通院や費用の面での負担もあります。さらに確実性を求める方は、「着床前診断(PGT)」という高度生殖医療技術に注目しています。
産み分けのよくある失敗例

産み分けは、多くの夫婦が取り組んでいる一方で、思い通りの結果に至らず落胆するケースも少なくありません。
産み分けのよくある失敗例として、以下が挙げられます。
- 膣内の環境調整に失敗してしまった
- 排卵日の予測に失敗してしまった
- 求める性別と精子の染色体のバランスが合わなかった
- 母体の年齢や体質による要因で失敗してしまった
- 科学的根拠に乏しい方法で産み分けを行ってしまった
原因を理解することで、より確実性の高い方法への見直しや検討材料になります。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
膣内の環境調整に失敗してしまった
産み分けを行う方法のひとつに、膣内のpH(酸性・アルカリ性)環境を変える工夫があります。女の子を希望する場合は酸性、男の子を希望する場合はアルカリ性に傾けるのが一般的です。性行為の前に膣内に注入する「産み分けゼリー(ピンクゼリー・グリーンゼリー)」も、環境調整を目的としています。また、女の子が欲しい場合は女性が酸性の食べ物を食べるといった方法もあります。
しかし実際は、産み分けゼリーや食事などによる調整には限界があり、正確な管理も難しいため、意図通りの環境が作れずに失敗してしまうケースが多くあります。
排卵日の予測に失敗してしまった
タイミング法での産み分けは、排卵の前後で性別が分かれることを根拠に実施されています。
膣内は基本的に酸性ですが、排卵日が近づくとアルカリ性に変化します。そのため、女の子は排卵2日前、男の子は排卵当日がベストタイミングと言われています。
しかし、排卵日を正確に予測するのは難しく、わずかなズレでも産み分けの結果が変わってしまいます。市販の排卵検査薬や基礎体温では限界があるため、ここでの誤差が大きな失敗要因となります。
求める性別と精子の染色体のバランスが合わなかった
性別は、「卵子のX染色体」と「精子のXまたはY染色体」の組み合わせによって決まります。
産み分けはこの精子側の染色体をコントロールしようとする試みですが、自然妊娠ではXとYの比率を人為的に操作するのはほぼ不可能です。
例として、男の子を希望している場合に、精子のY染色体が多くX染色体が少なかった場合は女の子が生まれる可能性が高くなり、産み分け失敗となってしまいます。
たとえタイミングを調整しても、結果的に希望と反対の染色体が受精してしまうこともあり、確実性に欠けます。
母体の年齢や体質による要因で失敗してしまった
産み分けに挑戦する時期によっては、母体の年齢やホルモンバランス、体質が影響することがあります。
例えば、年齢が高くなると排卵の周期が不安定になり、タイミング法の精度が下がることがあります。また、膣内の環境変化や精子の選別がうまくいかない要因となる体質的な問題も、産み分け失敗の原因となり得ます。
科学的根拠に乏しい方法で産み分けを行ってしまった
インターネットやSNSでは、「この食べ物をたくさん食べて男の子ができました」「この行動をすれば女の子が生まれる」など、科学的根拠に乏しい情報があふれています。
こうした方法を鵜呑みにして実践してしまい、実際にはまったく産み分けに影響を与えなかったというケースも珍しくありません。失敗したくないと考えるご夫婦には、信頼性の高い医療技術を活用することが重要です。
産み分けに失敗してしまったら。立ち直る方法とは
産み分けに挑戦しても、望んだ結果が得られず失敗してしまうことは少なくありません。
どんな方法でも100%の成功は保証されておらず、医学的な手段であっても確率の範囲にとどまります。
落胆や罪悪感を抱える方もいますが、我が子であることに変わりはありません。性別にとらわれすぎず、新たな命を授かった奇跡を大切にすることが、心を癒す第一歩になります。
今は辛くても、日々の成長や笑顔に触れるうちに、自然と「この子で良かった」と思える瞬間が訪れるでしょう。
産み分けの失敗をきっかけに、家族のかたちを見つめ直すこともまた、大切なプロセスです。
成功率が高い産み分け方法は「着床前診断」

これから産み分けに挑戦する、「絶対に失敗したくない」「できる限り可能性が高い方法を選びたい」とお考えのご夫婦には、着床前診断(PGT)による産み分けが有力な選択肢となります。
着床前診断とは、体外受精で得られた受精卵の染色体を調べ、性別や遺伝的疾患の有無を確認したうえで、希望する性別の胚を子宮に戻す医療技術です。タイミング法や自力での工夫とは異なり、科学的に根拠のある方法であり、出産年齢や健康状態に左右されにくいのが特徴です。
費用や手間はかかるものの、失敗のリスクを最小限に抑えたいご夫婦にとって、極めて有効な手段といえます。
男女産み分けの精度は99%以上
着床前診断による男女の産み分けは、染色体の検査に基づいて実施されるため、性別の判別精度は99%以上と非常に高水準です。
これは受精卵の性染色体の組み合わせ(XXなら女の子、XYなら男の子)を直接確認できるためであり、自然妊娠や一般的な産み分け法では到達できない確実性を誇ります。
特に、
- 高齢出産のため一度で産み分けを成功させたい
- すでに2人兄弟(または姉妹)がいて、3人目は異なる性別にしたい
などの強い希望を持つご夫婦には、ほぼ間違いのない産み分け方法として注目されています。
これまでの方法で不安を感じていた方や、再チャレンジを考えている方にとって、着床前診断は理想に近い選択肢となるでしょう。
産み分けだけではない!着床前診断のメリット
着床前診断(PGT)は、性別選択だけでなく、妊娠・出産の安全性を高めるための医療技術としても注目されています。染色体異常や先天性疾患を事前にチェックできることから、「安心して出産したい」という希望を持つ多くのご夫婦に利用されています。
ここでは、産み分け以外の着床前診断の代表的なメリットとして以下を紹介します。
- 妊娠率の向上と流産率の減少を期待できる
- 先天性疾患の有無も検査できる
- 羊水検査よりも胎児へのダメージが少ない
- 妊娠前に検査できるため母体への負担が少ない
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
妊娠率の向上と流産率の減少を期待できる
着床前診断は、胚の状態で染色体異常の有無を確認し、健康な胚を選ぶことができます。
染色体異常は着床不全や早期流産にも繋がるため、出産までのリスクを予防する効果も期待できます。母体の年齢が上がると染色体異常の発生頻度も高まるため、高齢出産の方のリスク軽減にも役立ちます。
35歳以上の高齢出産のリスクについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
先天性疾患の有無も検査できる
着床前診断では、性別だけでなく、ダウン症候群やターナー症候群、13トリソミーなどの染色体異常や遺伝性疾患の有無も調べることができます。
家系に遺伝疾患のある方や、高齢出産によりリスクが高まるケースでは、着床前診断で健康な胚を選んで移植できることが大きな安心材料となります。
これにより、妊娠後の不安を軽減し、健康な出産へとつなげることが可能です。
ただし、遺伝性疾患の有無を調べるには、着床前診断における「PGT-M」という種類の検査を受ける必要があるため、PGT-Mに対応している検査機関を利用しましょう。
「グリーンエイト」なら、PGT-Mによる着床前診断も可能です。
羊水検査よりも胎児へのダメージが少ない
胎児の異常を調べる方法としてよく知られるのが羊水検査などの「出生前診断」ですが、これは妊娠中期に針を刺して羊水を採取するため、流産や感染のリスクを伴います。
一方、着床前診断は胚の段階で行われるため、胎児や母体に直接的な負担がかかりません。リスクをできるだけ回避したいと考える方にとって、より安全性の高い選択肢といえます。
出生前診断と着床前診断の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
出生前診断 (羊水検査・絨毛検査・血清マーカー・NIPT・胎児ドック)と 着床前診断 (PGT)の違い
妊娠前に検査できるため母体への負担が少ない
着床前診断は、体外受精でできた受精卵の段階で行われるため、妊娠前に結果がわかります。
万が一、染色体異常などが確認された場合でも、妊娠前の段階で選択ができるため、精神的なショックや身体的負担が最小限で済みます。とくに流産のリスクを避けたい方や、妊娠後に重大な決断を迫られたくない方にとって、大きなメリットです。
着床前診断で産み分けを行う注意点
着床前診断は産み分けの確実性を高める手段として非常に有効ですが、利用にあたっては注意すべき点もあります。
- 日本国内では産み分け目的の着床前診断は認められていない
日本国内では倫理的な観点から「性別選択」を目的とした着床前診断は認められていません。そのため、産み分けのためにこの技術を希望する場合は、海外での施術を検討する必要があります。ただし、専用のサービスに依頼することで日本国内にいながら着床前診断での産み分けを行うことは可能です。
- 着床前診断による産み分けは費用がかかる
体外受精・遺伝子検査・凍結胚輸送などの工程を含むため、費用も高額になります。
確実性とリスクのバランスを理解したうえで、慎重に検討することが大切です。
着床前診断の費用については、以下の記事で詳しく紹介しています。
着床前診断にかかる費用とは?検査ごとの金額と助成金について詳しく解説
海外検査機関での着床前診断には専用のサービスを活用
先述の通り、日本では性別選択を目的とした着床前診断(PGT)は認められていないため、産み分けを確実に行いたい場合は、海外の医療機関に検査を依頼する必要があります。
しかし、個人での手配は手続きが複雑で、言語や医療制度の壁もあります。そこで注目されているのが、凍結胚を海外に輸送し、現地の提携クリニックで診断・選別を行える「グリーンエイト」のような専門サポートサービスです。
日本国内の不妊治療クリニックと連携しながら、検査・輸送・治療計画まで一貫したサポートを受けられるため、負担を抑えつつ安心して検査を受けることが可能です。
着床前診断で産み分けを行う流れ
グリーンエイトによる「国内完結」の着床前診断は、以下のような流れで実施されます。
- お問い合わせ・カウンセリング
- 日本国内の医療機関で体外受精の実施
- 検査する胚の個数を確定した後グリーンエイトとの契約
- 日本のクリニックから海外の検査機関へ検査手配
※ご依頼主様は海外に渡航する必要がありません
- 検査結果のご報告
- 移植のための治療開始
凍結胚などの輸送を専門的に行っているグリーンエイトだからこそ実現できる、スムーズなプロセスとなっています。
着床前診断・産み分けはグリーンエイトにお任せください

「産み分けで失敗したくない」「確実性の高い方法で安心して妊娠したい」とお考えの方には、グリーンエイトの着床前診断サポートがおすすめです。
グリーンエイトは、凍結胚の輸送を専門的に行っており、年間240件以上の安全・確実な移送を実施してきた確かな実績があります。
グリーンエイトの着床前診断では、国内クリニックとの連携をはじめ、海外検査機関への凍結胚の輸送やPGT検査・移植までを一括で支援します。海外医療機関との複雑な手続きを代行し、ご夫婦にとって最も重要な「安心」と「結果」に集中できる環境を整えています。
初めての方にもわかりやすく丁寧にご案内いたしますので、不安を感じている方もぜひ一度ご相談ください。
グリーンエイトの強み
グリーンエイトは、国内トップクラスの凍結胚輸送・着床前診断支援サービスを提供している専門業者です。
これまでに多数の産み分け・PGT検査の実績があり、各種認定を受けた信頼性の高い海外医療機関と提携しています。専任スタッフによるサポート体制が整っており、治療計画から検体輸送、アフターフォローに至るまでワンストップで対応可能です。
高齢出産や2人目以降での産み分けを検討するご夫婦にとって、心強いパートナーとなるでしょう。
まとめ
産み分けは、家庭の希望や将来設計にとって大切な選択肢のひとつです。しかし、自己流や一般的な方法では確実性に限界があり、思い通りにならないこともあります。だからこそ、「失敗したくない」と強く願うご夫婦には、科学的根拠に基づいた着床前診断(PGT)という選択が現実的で信頼できる手段となります。
特に海外の専門機関と提携し、丁寧なサポートを提供しているグリーンエイトなら、安心して産み分けに臨むことができるでしょう。将来を見据えた確かな一歩を踏み出したい方は、まずは専門家への相談から始めてみてください。
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