男性が高齢だと妊娠・出産にどんなリスクがある?効果的な検査方法などを紹介
妊娠・出産における年齢の影響というと、女性側の「高齢出産」が注目されがちですが、近年では男性の年齢も妊娠や赤ちゃんの健康に関係することがわかってきています。男性も、加齢によって精子の質が変化し、妊娠率や流産率、胎児の健康リスクに影響を及ぼす可能性があります。
本記事では、男性が高齢の場合に考えられる妊娠・出産への影響を整理し、リスクを軽減するための選択肢としての「着床前診断」についてもわかりやすく解説します。
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目次
男性が高齢になると「高齢出産」のリスクはどう変わる?
高齢出産というと女性側の年齢が注目されがちですが、近年は男性の年齢も妊娠・出産に影響を与えることがわかってきています。
男性は、女性と比較して年齢を重ねても妊娠が可能である一方、加齢に伴って精子の質が変化し、胎児の健康リスクや妊娠成立率に影響を及ぼす可能性があります。特に40代以降では、精子のDNA損傷率や遺伝子変異の発生率が上昇するとされており、結果として流産や一部の先天性疾患リスクが高まることも指摘されています。男性側の年齢も含めて妊娠を考えることが重要です。
そもそも、高齢出産は何歳から?という疑問をお持ちの方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
高齢出産は何歳から?リスクやよくあるお悩み、「着床前診断」の有効性を解説
男性の加齢が精子に与える影響
男性は精子を一生作り続けますが、加齢によって精子の状態が変化することが知られています。
具体的には、精子のDNA断片化率の上昇や、遺伝情報のエラーが起こりやすくなる点が挙げられます。これにより、受精後に胚の発育が止まったり、流産につながったりする可能性があります。
また、近年では、赤ちゃんの自閉症や発達障害の発症リスクとの関連も研究で示唆されており、男性の年齢が胎児の健康に無関係とは言い切れません。加齢そのものを避けることはできませんが、リスクを正しく理解することが大切です。
男性の妊娠可能な年齢とは
男性には明確な「妊娠可能年齢の上限」はなく、60代・70代でも子どもを授かるケースがあります。しかし、妊娠できる=リスクがないわけではありません。一般的には40歳前後から精子の質に変化が現れやすくなり、妊娠成立までに時間がかかったり、流産率が上昇したりする傾向があります。
そのため、男性が高齢で妊娠を希望する場合は、女性側だけでなく男性側の検査やケアも重要です。必要に応じて精子検査や着床前診断を検討することで、より安心して妊娠・出産に臨むことができます。
男性の高齢が妊娠に及ぼす影響
男性の年齢が上がると、妊娠の成立や継続に影響を及ぼす可能性があることが近年の研究で示されています。女性ほど明確な年齢制限はないものの、加齢に伴う精子の質の変化は無視できません。具体的には、以下のような影響が考えられます。
- 精子の質低下による受精率の低下
- 流産率との関連性
- 体外受精・顕微授精での成功率への影響
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
精子の質低下による受精率の低下
男性が高齢になると、精子の数の減少や運動率および正常形態率の低下が起こりやすくなる傾向があります。一方で、奇形の精子の出現率やDNA断片化率は上昇します。精子の数や運動率が低いと、卵子まで到達できる精子が限られるため、受精の機会が少なくなってしまいます。
また、精子が卵子の外側の透明体を通過することができず、受精障害が起こる可能性が高くなります。さらに、DNA断片化率が高まると、精子が卵子と受精しても胚の発育がうまく進まないケースが増えるとされています。
その結果、自然妊娠における受精率が下がり、妊娠成立までに時間がかかる可能性があります。加齢による変化は個人差が大きいため、精子検査などで現状を把握することが、妊活を進めるうえで有効な手段となります。
流産率との関連性
男性の高齢化は、流産率とも一定の関連があると報告されています。
精子のDNAに損傷や遺伝子変異が増えることで、受精後の胚が正常に成長できず、妊娠初期に流産に至る可能性が高まるためです。女性側の年齢や健康状態も大きく関係しますが、男性側の要因が加わることでリスクが重なるケースも考えられます。流産を繰り返す場合には、男女双方の検査を行い、原因を多角的に探ることが重要です。
体外受精・顕微授精での成功率への影響
体外受精や顕微授精では、精子を直接卵子に関与させるため、精子の質が結果に影響しやすいとされています。男性が高齢の場合、受精は成立しても胚の分割が止まったり、着床に至らなかったりするケースが増えることがあります。
また、精子の数が少ない、運動率が低い、あるいは奇形精子の割合が高い場合、精子が自力で卵子に到達し受精することが難しくなるため、通常の体外受精(IVF)では受精が成立しにくく、顕微授精(ICSI)が選択される可能性が高くなります。
顕微授精では、自然淘汰が働きにくいため、DNA損傷を持つ精子が選ばれてしまう可能性も指摘されています。そのため、着床前診断を併用して胚の染色体状態を確認することで、妊娠の成功率向上や流産リスクの軽減が期待できます。
男性が高齢で妊娠を望む場合に受けられる不妊検査
男性が高齢で妊娠を希望する場合、女性側だけでなく男性側の検査も重要になります。
精子の量や運動率だけでなく、DNAの状態やホルモンバランスなど、多角的に確認することで妊娠しづらさの原因が見えてくることがあります。
ここでは、男性が高齢である場合に受けられる不妊検査を紹介します。
精液検査
精液検査は、男性不妊検査の基本となる検査です。
精子の数(精子濃度)、運動率、形態などを調べ、受精に必要な条件を満たしているかを確認します。精子の数や運動率は加齢によって低下する傾向があり、自然妊娠や体外受精の成功率にも影響します。検査は短時間で行え、身体的負担もほとんどないため、妊娠を考え始めた段階で受けておきたい検査のひとつです。
精子DNA断片化検査
精子DNA断片化検査では、精子の遺伝情報がどの程度損傷しているかを調べます。
加齢や生活習慣の影響により、精子のDNAが切断されている割合が高くなると、受精後の胚発育不良や流産リスクが高まる可能性があります。通常の精液検査ではわからない問題を把握できるため、高齢男性や流産を繰り返している場合に有用な検査とされています。
ホルモン検査・超音波検査
ホルモン検査では、精子形成に関わるテストステロンやFSHなどの数値を測定し、造精機能に異常がないかを確認します。
また、超音波検査では精巣や精索静脈瘤の有無など、構造的な問題を調べます。加齢に伴いホルモン分泌が低下することもあるため、精子の質低下が疑われる場合には重要な検査です。
これらを組み合わせることで、より正確な原因把握が可能になります。
男性が高齢でも安心して妊娠・出産を目指すためにできること

男性が高齢で妊娠を希望する場合でも、適切な対策を取ることで妊娠・出産の可能性を高めることは十分に可能です。年齢そのものを変えることはできませんが、精子の状態を整え、リスクを把握し、必要に応じて医療の力を借りることで、安心して妊活を進められます。
ここでは、男性側が今から実践できる具体的な取り組みを紹介します。
生活習慣を改善する
精子の質は生活習慣の影響を大きく受けます。喫煙や過度な飲酒は精子のDNA損傷を増やす要因となるため、妊活中は控えることが望ましいでしょう。
また、睡眠不足や強いストレス、運動不足もホルモンバランスを乱し、精子形成に悪影響を与える可能性があります。栄養バランスの取れた食事や適度な運動を心がけることで、精子の状態が改善するケースもあります。すぐに結果が出るものではありませんが、長期的に見て妊娠の土台を整える重要な取り組みです。
不妊治療を視野に入れる
一定期間妊娠に至らない場合は、早めに不妊治療を検討することも選択肢のひとつです。
男性が高齢の場合、自然妊娠にこだわりすぎることで時間を要してしまうことがあります。また、つい「不妊治療は女性が取り組むもの」という先入観を持ってしまいがちです。
男性が高齢な場合は、自身に不妊の要因がある可能性を柔軟に受け入れることが大切です。夫婦で積極的に医師の診察を受け、早期に体外受精や顕微授精を取り入れることで、妊娠成立の可能性を高められるケースもあります。
適切な検査を受ける
安心して妊娠・出産を目指すためには、現状を正しく知ることが欠かせません。
先述した、精液検査や精子DNA断片化検査・ホルモン検査などを受けることで、年齢による影響がどの程度あるのかを客観的に把握できます。問題が見つかれば、生活改善や治療方針を早期に調整できるため、結果的に妊娠までの時間を短縮できる可能性があります。
また、精子や卵子の状態を調べる検査だけではなく、受精卵や胎児の状態を調べる検査も有効です。次項から詳しく紹介します。
赤ちゃんの健康リスクを事前に調べる方法
妊娠・出産に伴う不安を軽減するためには、赤ちゃんの健康リスクを事前に把握する方法を知っておくことが重要です。
代表的な検査には、妊娠後に行う「出生前検査(NIPT)」と、妊娠前に受精卵を調べる「着床前診断」があります。どちらも染色体異常などのリスクを確認する目的で行われますが、検査のタイミングや得られる情報、精神的・身体的な負担には違いがあります。夫婦の考え方や状況に応じて、適切な検査を選択することが安心につながります。
出生前検査(NIPT)
NIPTは、妊娠10週頃から母体の血液を採取し、胎児由来のDNAを分析することで染色体異常の可能性を調べる検査です。ダウン症(21トリソミー)などの発症リスクを高い精度で推定でき、採血のみで行えるため母体への負担が少ない点が特徴です。
ただし、NIPTは「非確定的検査」であり、陽性結果が出た場合には羊水検査などの確定診断が必要になります。結果を受け止める心理的負担が生じる可能性もあるため、事前の理解が欠かせません。
出生前診断・出生前検査でわかることについては以下の記事で詳しく紹介しています。
出生前診断では何がわかる?検査の種類・方法・リスク・安全な手段を紹介
着床前診断(PGT-A)
着床前診断は、体外受精で得た受精卵を子宮に戻す前に、染色体や遺伝子の状態を調べる検査です。
男性が高齢の場合でも、精子由来の染色体異常を含めて胚の状態を確認できる点が特徴です。また、妊娠前に実施できるため、妊娠後に結果を知る出生前検査と比べて精神的な負担が少ない点も大きなメリットです。
受精卵の時点で低リスクと判断された胚のみを移植することで、流産や先天性疾患の可能性を抑えながら妊娠を目指せます。
着床前診断によってわかること
着床前診断では、主に受精卵の染色体数の異常(PGT-A)や、特定の遺伝性疾患の有無(PGT-M)を調べることができます。これにより、受精卵の状態でダウン症などの染色体異常リスクや、遺伝病を受け継ぐ可能性を妊娠前に把握できます。
疾患や障害のリスクを知るだけではなく、希望する性別の胚を選ぶ「男女産み分け」も可能です。
ただし、日本国内では着床前診断を実施できる条件が厳しく設定されており、誰もが受けられるわけではない点に注意が必要です。そのため、スムーズに着床前診断を受けるにはグリーンエイトのような「専用エージェント」の活用が必要不可欠となります。
着床前診断が受けられるかどうか気になる方は以下の記事もぜひ参考にしてください。
着床前診断が受けられる人の条件とは?希望者が検査を受ける方法を紹介
着床前診断の相談は「グリーンエイト」へ

男性が高齢で妊娠・出産を目指す場合、着床前診断は非常に有効な選択肢となります。グリーンエイトは、日本人夫婦に向けて着床前診断のサポートを行うエージェントとして、国内クリニックと海外の信頼できる検査機関をつなぐ役割を担っています。
海外渡航を必要とせず、日本にいながら高精度な検査を受けられる体制が整っているため、仕事や生活への負担を最小限に抑えながら妊娠準備を進められます。男性側の年齢リスクを含め、将来に向けた安心を得たい方はぜひグリーンエイトにご相談ください。
グリーンエイトが選ばれる理由
グリーンエイトが多くの方に選ばれている理由は、着床前診断に関する専門性の高さと一貫したサポート体制にあります。提携する海外検査機関はPGT-A・PGT-Mの実績が豊富で、精度の高い検査を提供しています。
また、生殖細胞や受精卵の移送においても厳格な温度管理とリスク対策が行われ、安全性が確保されています。費用や手続きの説明も明確で、初めて着床前診断を検討する方でも理解しやすい点が強みです。
不安や疑問を一つずつ解消しながら進められるため、安心感を重視する方に選ばれているエージェントです。
まとめ
男性が高齢で妊娠を望む場合、精子の質低下や流産率の上昇など、一定のリスクがあることは事実です。しかし、年齢だけで妊娠を諦める必要はありません。精液検査やDNA断片化検査などで現状を把握し、必要に応じて不妊治療や着床前診断を取り入れることで、リスクを抑えながら妊娠・出産を目指すことが可能です。中でも着床前診断は、妊娠前に赤ちゃんの健康リスクを確認できる点で大きな安心につながります。
グリーンエイトのような専門サポートを活用し、納得のいく選択をすることが大切です。
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